花火

 

一瞬で消えてしまう打ち上げ花火

人の心に響く轟音

色鮮やかな炎の花びら

夜空に華麗に舞う

 

君と見たらもっと綺麗なんだろうな

叶いやしない恋に胸ときめかせて

 

理想が取り巻く僕を横目に現実が素通りした

こんな臆病な僕だから君に想いを伝えられない

 

去年もそうだった 同じ気持ちで

同じ場所で 花火を見ていた

たとえば君が隣にいたなら

今の僕は 何か変わっていたかな?

 

いつの間にか一年がたっていて

伝えたいことも言えなくなっていた

 

今も変わらず 悲しみは僕を苦しめているんだ

焦りを覚えて でも何も出来ない僕が生きているのが嫌だった