「からっ風の吹く頃に」

 

君の心が離れてくのが怖くて

ただ傍にいることすらも許されないみたいだ

始まりがあれば必ず終わりがくるのに

それでも永遠を求めてしまう僕はワガママなのかな

 

目を瞑れば明日が来てしまうから

マボロシの君をずっと抱きしめていたいんだ

 

偽りの日々を どれほど繰り返しただろう

「大丈夫 君は正直に生きているから」

 

散りゆく木の葉が 今年の終わりを知らせる

ただ今は遅すぎた日々を悔やむだけ

 

目を覚ましたら 隣にいたはずの

君はいなくなった

からっ風の吹く頃に

 

君との思い出が今日も昨日より大げさなストーリーで

僕の頭の中をグルグルと駆け巡る

 

目を瞑れば明日が来てしまうから

マボロシの君をずっと抱きしめていたいんだ

目を覚ましたら 隣にいたはずの

君はいなくなった

からっ風の吹く頃に

からっ風の吹く頃に…